【世界のこぼれ話】ジャイアントパンダ「アンアン」世界最高齢35歳で安楽死 香港
世界最高齢のオスのパンダ、アンアン(安安)が21日に35歳で息をひきとったとフォックス・ニュースが伝えている。
アンアンは、1999年に中国から香港アバディーンにある「オーシャン・パーク」というテーマパークへ、メスのジアジアと共に贈られて飼育されていた。
ジアジアは2016年に永眠したが、当時38歳で世界最高齢だった。
アンアンの正確な誕生日は不明だが、記録によると、1986年に中国の四川省で生まれているという。
人間の年齢に換算すると105歳だったアンアンについて、飼育していたパークがフェイスブックに投稿している。
「本日、人間の庇護のもとで世界で最も長生きしたオスのジャイアントパンダのアンアンの死を発表するにあたり、私たちは大きな悲しみに包まれています。アンアンは充実した一生を終えました。健康状態は少しずつ衰えていき、ここ数週間はさらに悪化していきました。動くこともなくなり、食べ物も受け付けないようになったため、香港政府の保護局や中国の保護リサーチセンターとも協議の上、安楽死が最も人道的な措置ということになり、7月21日午前8時40分に永眠しました。アンアンは、パークの一員として共に協力し、来園する皆さんとも友情で結ばれていました。アンアンが香港と世界中からの来園者にもたらしてくれた、素晴らしいすべてのことに感謝をしたいと思います」
オーシャンパークでは、アンアンの飼育場所に弔問の記帳台を設置して、メッセージを募っている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.21)
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