消費者保護団体「ベター・ビジネス・ビューロー(BBB)」では、オンラインで中古車を買う場合には注意をするよう呼びかけているとKHON2が伝えている。
アメリカ本土から購入した車をハワイに輸送する際に、知らない会社を使うよう指示された場合には、特に警戒する必要があるという。
BBBのロゼアン・フレイタス氏が「中古車販売詐欺」の次のような例を挙げている。
オンラインで売りに出されている中古車を見つけ、価格交渉が成立した後、
売り手(詐欺グループの一員)が、突然なんらかの理由で引っ越しをしなければならなくなったが、輸送の手続きはしてあるから、今後はXXXというハワイへの車両輸送サービスをしている会社とやりとりをして欲しいと言われ、
その輸送会社(詐欺グループの一員)に代金を支払うと、それ以降の連絡が途絶える…。
ハワイでは、本土からの輸送サービスを利用することは珍しいことではなく、多くの正規の会社が存在する。
車を本土から送る際、輸送サービス会社の名前を聞いたことがない、あるいは、オンラインでその会社の情報が見つからないといった場合には、注意しなければならないという。
「多くの人が車を本土からハワイへ輸送していますが、問題は、その会社の信頼性です」
また、中古車購入の際には、実際に見て、車両や塗装、タイヤなどの状態を確認することのが理想だという。
しかし、オンラインの場合には、売り手にも会わず、車も見ず、試運転もしないで購入することになる。
そのため、必ず売り手と直接電話で話し、車について具体的に質問することが重要だ。
もし、回答が曖昧だったり、決断を早々にと迫ってくるようであれば、購入を見合わせた方が無難だ。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.19)