ワイキキのアパートで、リチウム電池の発火から火災が起きたとして、ホノルル消防署(HFD)ではリチウム電池製品の取り扱いに注意するよう呼びかけているとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
HFDは17日(月)の午前2時ごろ、アラワイ・ブルバードとマッカリー・ストリートの角にある高層ビルの16階で煙が上がっているとの通報を受けた。消防士によると、ユニットのシャワールームにてサーフボードが燃えているのを発見したが、数分で鎮火できたという。
ユニットの住人は、リチウムイオンの電動自転車バッテリーを充電していたところ、それが故障して発火したと語っている。なお、この火災による負傷者は出ていない。
リチウム電池は、小さな円形をしているものが一般的で、おもちゃやデジタルデバイスなどさまざまな用途で使用されている。また、電動自転車や電気自動車のバッテリーにもリチウムイオンが使われている。
リチウム電池は破損すると発火の危険性があり、特に大型のバッテリーは一度発火すると消化が難しいとされている。専門家は火災の危険性を警告し、リチウムイオンバッテリーの安全性について以下の注意を呼びかけている。
- その機器専用に設計された、破損していないバッテリーのみを使用すること
- バッテリーを充電・保管する際は、周囲に可燃性の高いものを置かないこと
- 充電が完了したらすみやかにプラグを抜くこと
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.17)