NECは17日、米国の現地法人と米国のサーマルカメラメーカーの協力のもと、ハワイ州の主要5空港に、生体認証・映像分析技術とサーマルカメラを組み合わせた感染症対策ソリューションを7月末までに提供すると発表した。この技術により、体表温度が高い人物の検知と空港内での移動経路の見える化を実現する。導入する空港は、ダニエル・K・イノウエ国際空港（オアフ島）、カフルイ空港（マウイ島）、リフエ空港（カウアイ島）、エリソン・オニヅカ・コナ国際空港（ハワイ島）、ヒロ国際空港（ハワイ島）の５つの空港。デビッド・イゲ・ハワイ州知事は声明で「ハワイ州の各空港に今回のソリューションを導入することは、新型コロナウイルス感染症に対する予防策を地域に提供するという私たちの意思を示すものです。今回の取り組みにより、新型コロナウイルスに感染したすべての渡航者を見つけることができるわけではありません。しかし、感染症の拡大を防ぎながら経済の再建を支援するために、ハワイ州が提供しているさまざまな対策と合わせて有効な手段であると考えています」と述べた。