マスクをつけてニキビができてしまったら
今、仕事で長時間マスクをつけなければいけない人々が新しい悩みを抱えている。
それは、マスクによるアクネをもじって「マクネ」。
新型コロナウィルス感染対策で、店舗でもオフィスでもマスク着用は義務化されているため、従業員は長時間マスクを着用しなければならなくなった。
そのためにニキビに悩む人が非常に増えているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
カイザーパーマネンテの皮膚科主任医師であるテレサ・デヴェレ医師によると「マスクをつけると熱と湿気がこもってしまい、それがバクテリアを増殖させる最適な環境を作ってしまうので、ニキビができてしまうのです」
また、マスクで肌が擦れるために、バクテリアが皮膚に擦り付けられている状況になってしまう。
テヴェレ医師によるニキビ対応策は、石鹸成分の入っていないマイルドな洗顔剤を使って顔を洗い、毛穴を塞がないような肌に優しい保湿クリームを使うことだそうだ。
マスクの下で毛穴が開きオイリーに感じるために、洗浄力の強い洗顔剤を使ってしまうと逆に乾燥肌になってしまい、炎症を起こす可能性がある。
また、オイリーなファンデーションはニキビを悪化させるために、メイクの代わりに少し色のついたティントローションで代用するといい。
マスクは綿製のものの方がよく、毎日清潔に洗うとバクテリアの繁殖を防ぐことができる。
不織布のマスクは使い捨てにするように。
でも一番大事なことはニキビではなくて、新型コロナウィルスに感染しない、させないためにマスクを着用することだ。
(日刊サン 2020.7.17)