トランポリンに注意 転んで下半身不随
楽しいはずのトランポリンで下半身不随になってしまったのは、メアリーちゃん(14歳)だ。
アメリカの家庭で庭にトランポリンがあるのは珍しいことではない。
その日メアリーちゃんも自宅の庭でトランポリンに乗って飛び回っていた時に転んでしまったのだが、大したことはないと遊び続けた。
状況の深刻さに気がついたのは、痛みがどんどんひどくなってきて足が動かなくなってからだったという。
メアリーちゃんは最終的に胸から下が動かなくなってしまった。
医師によると、メアリーちゃんがトランポリンで跳んでいる間に脊椎が反り返り、それが原因で転んでしまったのではないかと診断している。
母親のパムさんは「転んで骨にヒビが入るとか折ってしまうとか、気絶するとかあっても、こんなことになるなんて考えもしませんでした。でも歩けるようになると信じています」とフォックス・ニュースのインタビューに答えている。
ペンシルバニア州ピッツバーグには神経脊髄の治療をする施設がないため、現在メアリーちゃんはピッツバーグからテキサス州ダラスにある神経脊髄センターに通って治療とリハビリを続けている。
医療機関によると家庭用トランポリンの事故は決して珍しいものではないという。
「子供に対する怪我のリスクが高い」として、トランポリンを使用する際の安全手順について述べている。
まず、トランポリンから落ちないようにするために必ず安全網とパッドを周囲に設置すること。
次に、必ず水平な土地で近くに木や石がない場所にトランポリンを設置すること。
最後に、子供がトランポリンで遊ぶときには必ず成人が監督していること。
また、6歳以下の子供はトランポリンで遊ばせないようにということだ。
写真 : Kits Pix / Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.15)
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