ホノルル 地方裁判所は14日(木)、エリック・ウィリス被告(20)に対して早期仮釈放の可能性付き終身刑という判決を言い渡したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
判事はまた、拘置所内での服用薬の代金として、83,689.82ドル(約1,160万円)を州に払い戻すように命令した。
2020年カハラ・ビーチで日光浴をしていた当時17歳だったメリア・カラヒキさんが、被告に刃物で複数回刺されたという事件で、現場には目撃者がいなかった。
カラヒキさんは、2人は顔見知りではなかったと証言しているが、15回も刺され、3週間の入院という重体だった。
4月7日の陪審員裁判で、ウィリス被告は第2級殺人未遂で有罪判決を受けており、昨日の裁判では量刑が言い渡された。
被告側のエリック・シーツ弁護士は控訴するとしており、判事に対して、裁判で認められなかった証拠を含む、警察報告書の添付書類を裁判記録から削除するよう求めた。
判事はこれを認め、7月1日に提出された警察の添付書類は削除され、仮釈放決定委員会などがこれを証拠として使用することができなくなった。
証拠の内容は、当時被告が同居していた祖父母の家で押収された被告の靴からカラヒキさんの血液が検出されたというものだ。
ホノルル警察がこの靴を押収した際に家宅捜査令状がなかったため、証拠として無効とする弁護士の主張が認められたことになる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.15)