動物虐待 カモ3羽殺される ハワイ・カイ
ハワイ・カイ周辺ではカモを見かけることは珍しいことではない。
大抵の場合は、誰もカモがいることを気にかけもしないのだが、7月12日(月曜日)の朝、ペペエケオ・ストリートに近いハハイオネ・ストリートで見つかったのは、本当に残酷なものだったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
斬首されたカモが3羽、道の真ん中に置かれていたのだ。
朝の犬の散歩中にこれを見つけたベス・アン・コジロヴィックさんは「道の真ん中に何があるのかと思って近づいてみたら、頭部分を切り取られたカモが3羽で、しかも均等に並べられていたのです。絶対に事故などではありません」
コジロヴィックさんによると、カモはコロアとハワイ語で呼ばれるハワイ原生種で連邦政府が指定する絶滅危惧種のひとつ。
このアヒルはハハイオネ・バレー一帯にたくさん生息しており、タウンハウスの駐車場や、ハワイ・カイ・ドライブにある運河でよく見かけられる。
地域住民たちは、カモが殺されて道に放置されたことに非常に憤慨している。
ハワイ・カイ周辺では以前にもこのような動物虐待の事例があったという。
数年前、何者かがハワイ・カイのパーク&ライドで野良猫を射殺するという事件が起こり、昨年2月には、ココヘッド公園でネコが弓で撃たれている。
コジロヴィックさんは「今回の事件は、単に殺すだけでなく残酷な行為を見せたいという明らかな意図を持って行われた恐ろしい行為です」と述べている。
地域住民からはこの事件の犯人を見つけるために懸賞金が提供されている。
ホノルル警察のクリス・キム巡査長は「地域住民からこの件について懸賞金が集められています。この事件は動物虐待第2級の罪に問われます」と述べている。
この犯人についての情報はクライム・ストッパー 808-955-8300 に電話を。
懸賞金として現時点では1,500ドルが集まっている。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.15)
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