バケーションレンタル詐欺に注意
新型コロナウィルス感染に関する規制も一部緩和されて、旅行する人々が急増している。
ハワイに来ることも容易になったが、泊まる場所を見つけるのは難しいし、何より値段が高い。
そこで、クレイグズリストやソーシャルメディアで「お得」な宿泊場所を見つけようとする人々も多い中で、消費者保護団体ベター・ビジネス・ビューロー(BBB)がバケーションレンタル詐欺や個人情報の盗難の可能性について注意するように呼びかけているとKHONが伝えている。
バケーションレンタル詐欺とは、実際には存在しない家や部屋を貸すという投稿をクレイグズリストやソーシャルメディアに投稿し、前金(セキュリティ・デポジット)を払い込ませるというものだ。
実際に現地に到着してみると、泊まるはずの場所がないという最悪の旅となる。
そして、氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号などの個人情報を詐欺グループに渡してしまっているというわけだ。
ベター・ビジネス・ビューローのロゼアン・フレイタスさんが言う。
「まず、一戸建て住宅を借りるのでも、コンドミニアムの部屋を借りるのであっても、必ず合法的に賃貸を行っていることを確認する必要があります。もし写真が偽物だったり、連絡先が明記されていない場合には怪しいと思ってください。今では画像検索がコンピューターでできます。画像検索をして、その賃貸物件の写真が別のサイトから見つかった場合には、写真が使い回しされていることになります。そして、住所を検索すれば、その不動産の所有者の氏名、バケーションレンタルとして許可を持っているのかなどを調べることができます」
夏の旅行シーズンの真っ只中でバケーションレンタルの需要は高まっており、それに伴って値段も上がっている。
もし見つけた賃貸物件の価格が市場価格よりも低い場合には、特に注意が必要だという。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.13)
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