HOVレーンとは High-Occupancy Vehicles 専用車線のことで、規定人数以上の人間が搭乗している車のみが走行可能な車線だ。
相乗りを推進することで走行する車の数を減らし、渋滞緩和と排気ガス排出削減を目的としている。
テキサス州プレイノで、妊娠中の女性が1人でHOVレーンを走行していたために違反切符を切られた。
ところがその女性はお腹の中の胎児は同乗者として認められるべきだと主張している、とKHON2が伝えている。
6月29日、ブランディ・ボトンさんは、セントラル・エクスプレスウェイを車で走っていたところ、HOVレーン違反で警察に止められた。
警察官が車内を見て同乗者がいるのかと質問したので、ボトンさんは自分のお腹を指差し、「女の子がここにいるわ。彼女は人間よ」と答えたという。
ダラス郡保安官事務所の保安官はそれに対し、車両に同乗している2番目の人物は体外にいなければならないと答え、215ドルの罰金チケットをボトンさんに渡した。
ボトンさんはその後、インタビューに答えて、「間違っていると思います。テキサス州の刑法では生まれていない子供は人間だと認めているのに、交通規則では人間ではないと言っているのです」と話した。
裁判の日程は、出産予定日とほぼ同じ7月20日だ。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.12)
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