日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

ニュース

【ハワイニュース】レストラン 歩道での屋外営業を許可する条例案が可決

ホノルル市議会は先週、新しい試験運用プログラムとして、レストランに歩道での営業を認めるという条例案27を全会一致で可決し現在は市長の承認待ちの段階だ。

承認されれば、レストランは1年の営業許可を申請することで、店舗外の歩道部分での営業が可能となる、とホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

新型コロナ感染拡大時、社会的距離を保つためにレストランの屋内での席数が大幅に制限されてしまったことで、当時のカーク・コールドウェル市長が、特別措置としてレストランが公共歩道にテーブルと椅子を設置して営業することを一時的に許可していたが、パンデミックの収束とともに、この措置は今年3月に終了している。

カイルアにあるラニカイ・ブリューイングの経営者、スティーブ・ハウムシルドさんは、パンデミックの時に休業を余儀なくされ、その後、席数が限定されていた時の経済的打撃から経営はまだ完全には立ち直っていないという。

「経済的にもう少し立ち直るまで、席数を増やすことができれば助かります。混雑した店内にいることをためらう人はまだいます。今回の条例が施行されれば、そういう人たちにも屋外の席で安心して楽しんでもらえます」

ラニカイ・ブリューイングでは、歩道に10席を確保することができるという。

10席というのは決して多くはありませんが、毎日数回10席を埋めることができれば大きな利益につながります」

条例案27では、歩道でのレストラン営業許可を、試験運用プログラムとして6カ月以内に開始し、今後2年間行うとしている。

レストランは50ドルの申請費用が必要となり、営業は午前7時から午後11時までの間で、午後11時から翌朝7時までは、テーブルや椅子などは全て歩道から撤去されなければならない。

また、少なくとも36インチ(およそ90センチ)を歩道として人が通るように確保すること、また、バス停留所および消火栓の周囲5フィート(およそ150センチ)はあけておくことが求められている。

条例を提出したトミー・ウォーターズ議長は、「地元の小さなビジネスを支援することになると考えています。パンデミックのために個人経営のレストランが閉店していくのを目の当たりにしています。屋外での営業ができるようになれば、そういったレストランにも選択肢が与えられようになります」とコメントしている。

リック・ブランジャルディ市長はまだ署名をしていないが、かねてから屋外でのレストラン営業に対しては支援を表明している。

シェアする

写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.7.12)

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram