70年間夢見たものは
アラバマ州バーミンガムに住むマーサさん(94歳)は1952年に結婚したのだが、その当時黒人女性はブライダル・ショップに入店が許されていなかった。
そのためマーサさんは紺色のドレスを着て結婚したのだ。
あれからおよそ70年経って、孫娘のアンジェラさんと自宅でテレビを見ていたのだが、たまたま結婚式の場面でマーサさんはアンジェラさんにこういった。
「ウェディングドレスを着たかったわ」
94歳のおばあちゃんの夢がウェディングドレスを着ることだと知ったアンジェラさんはその夢を叶えることにした。
それから数日後、地元のメークアップ・アーティストに綺麗にお化粧してもらったマーサさんを連れて、アンジェラさんはブライダル・ショップに到着した。
ショップの皆さんもマーサさんの事情を事前に知らされていたため、マーサさんは暖かい歓迎を受けて2着の素敵なウェディングドレスを試着して写真を撮ってもらったとフォックス・ニュースが伝えている。
「本当にウェディングドレスを着ることができるなんて、なんて言ったらいいかわからないわ。長い間ずっとウェディングドレスを着たいと思っていたのよ」
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.12)
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