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【世界のこぼれ話】空港手荷物検査で没収された珍しいものとは? アメリカ

運輸保安庁(TSA)によると、毎日550万個の機内持ち込み手荷物がセキュリティチェックを通過しており、要注意とされるのは、液体、ジェル、エアゾール、ライター、刃物などだが、中には係官でさえも驚くようなものが出てくることがあるという。

そんな珍アイテムについて、Bounce」がTSAのインスタグラム・アカウントを調べ、全米のセキュリティチェックで没収された最も珍しいもの10点のリストを発表している。

  1. ボアコンストリクター(大型のヘビ)
    フロリダ州タンパ国際空港で、ローラーバッグの中に4フィート(1.2メートル)のボアコンストリクターが隠されているのが発見された。靴や洗面用具に混じっていたこの爬虫類の密航者は、乗客がバッグをX線検査機に通す際に捜査官にすぐに発見された。

  2. ベビーオイル入りパンノキ
    ホノルル国際空港のTSA職員は、乗客の機内持ち込み手荷物の中にビニール包装されたブレッドフルーツ(パンノキ)の束を見つけたとき、この非常に奇妙な組み合わせに頭を悩ませた。果物には3.4オンス以上のベビーオイルのボトルが入っていたからだ。

  3. 200匹近くのウナギや海洋生物
    フロリダ州マイアミ国際空港のある乗客は、生きたウナギの入ったバッグを持って旅行することが違法であることを身を持って知った。密輸業者のバッグには163匹の魚と22匹の無脊椎動物も一緒に入っていた。魚類野生生物局が救助に駆けつけ、海の生き物を回収した。

  4. セレモニーばさみ
    特大のセレモニー用のハサミは、地鎮祭などのテープカットの必需品だ。悪意のある目的ではなく、写真撮影のために必要だったのだろうが、それでもテネシー州ナッシュビル国際空港TSA職員は安全上の理由からその品物を没収せざるを得なかった。

  5. ペットのカメ
    ワシントン州スポケーン国際空港で、生きたカメが乗客のズボンの中に隠されていた。TSAの指摘によると、通常、小型のペットはチェックポイントを通過することができる。もちろん、適切なキャリーケースを用意し、事前に航空会社の規則を確認すればの話だが。

  6. フレディ・クルーガーの手袋
    ジョージア州ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港の保安検査場で、ある旅行者がフレディ・クルーガー(※)の手の形をした手袋をシリコン・ピーチのチェックポイントに通そうとした。この乗客はその日、重要な教訓を学んだ。ナイフのついた手袋は、当然のことながら機内持ち込み禁止であると。
    ※訳注:Freddy Krueger。ホラー映画「エルム街の悪夢」シリーズの登場人物。右手にはめられた鉄の鉤爪で人を引き裂く。

  7. スーツケースの中のウジ虫
    ニューヨーク州ラガーディア空港でこのスーツケースを止めたTSA職員によると、臭いではわからなかったが、バッグからウジ虫がこぼれ出ている光景を見れば一目瞭然だったという。その場にいた全員が退去する必要があり、清掃クルー全員が汚染の除去を行った。

  8. 瓶詰めのサメ
    ニューヨーク州シラキュース・ハンコック国際空港のTSA職員が、瓶の中に小さなサメを入れていた人の搭乗を止めた。怪しいのはサメではなく、容器の中の液体だった。瓶の液体は3.4オンス(約96グラム)を超えており、さらに液体の化学防腐剤が危険と判断され、持ち込みが許可されなかった。

  9. アンティークの砲弾
    歴史愛好家であろうとなかろうと、乗客は古い武器の持ち込みを禁じられている。マウイ島カフルイ空港で、ある乗客が古い大砲の弾とアンティークの信号拳銃をTSAに持ち込もうとした。歴史的に興味深いものであることは間違いないが、それらはすぐに警備員によって押収された。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.7.10)

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