ルービックキューブがハワイで再熱
かつて1970年代から80年代にかけてブームとなり、どの家庭にもあったルービックキューブだが、近年猛烈な勢いで復活を遂げており、ハワイのキューバーと呼ばれる競技者たちが活躍を見せているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
以前と違うのは、キューブを5秒、あるいはそれ以下で解く「スピードキュービング」が主流となっていることだ。スピードキューバーたちは、アルゴリズムと呼ばれるさまざまな動きを計算しながらキューブを回転させていく。
ハワイ島に住む16歳のマティ・ヒロト・イナバさんは、世界トップクラスのキューバーの一人で、大会では10数回5秒を切るスコアを出し、世界中の62の大会で優勝している。彼は、昨年9月にワイキキで開催されたホノ・ルアウ・キューブオフ大会で、約50人の地元の若者たち(そのほとんどが大会初出場者)とともに参加し、優勝した。
プナホウ・スクールに通う13歳のトラビス・デュマランさんは、競技キューバーの姿勢を象徴している。彼のベスト競技タイムは現在約9秒で、3つの公式大会に参加し、2つのトップ3入賞を果たしている。
現在使用されているキューブは、親世代が慣れ親しんだものとは少々異なり、中に磁石が入っており、よりなめらかに、より速く動くように技術的改良が加えられている。
ハワイではルービックキューブの大会やイベント、選手同士の交流などが盛んに行われている。詳しくは、ハワイ・キュービング・コミュニティのウェブサイトで。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.10)