カリフォルニア州ペブルビーチで開催された全米女子オープンゴルフ選手権にて、ハワイ出身の25歳のアリセン・コープス選手が優勝を飾ったとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
コープス選手は9日(日)、畑岡奈紗選手に1打差の単独2位からスタートし、序盤で畑岡選手を逆転すると、チャーリー・ハル選手とジエ・シン選手に3打差をつけて優勝。LPGAメジャー・チャンピオンとして史上最高額の賞金200万ドル(約2億8千万円)を手にした。
通算9アンダーの279でフィニッシュしたコープス選手は、4日間ともパーを更新した唯一の選手だった。畑岡選手がオープニングホールで1打リードしていたものの、コープス選手がアプローチを5フィートにつけてバーディーを奪った。
コープス選手はハワイ出身の唯一のメジャーチャンピオンとして、ミシェル・ウィー・ウェスト選手と並んでいる。ウィー選手は2014年にパインハーストNo.2で女子オープンを制し、今週ペブルビーチで最後のメジャーをプレーした。
コープス選手は、「ここまで来られるとは思ってもみなかった。ミシェルは私にとって大きな目標だった。彼女のパブリック・リンクスの記録を破ることができたのは本当に素晴らしかった。でも、彼女と自分を比べたことはない。いつも自分自身の功績を上げたいと思ってきた。彼女は本当に大きなインスピレーションを与えてくれた」と語った。
ホノルルのプナホウ・スクールの卒業生であるコープス選手。同校の先輩にあたるバラク・オバマ元大統領は、ツイッターでいち早く優勝を祝福した。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.10)