オアフ島東海岸のカイヴィ・コーストでは、頻発する違法パーティーの問題を受けて、より厳しいルールと規制を敷くべく、州立公園にする計画が出ているとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
新型コロナが大流行した2021には、「アラン・デイヴィス・ビーチ」として知られるこの人里離れたビーチで違法なパーティーが開かれ、300人以上が集まり、ハワイ州土地自然資源局(DLNR)によって4人が検挙された。
このビーチへ向かう小路の入り口はマカプウの駐車場にあり、そこにはルールを記した州の標識が設置されている。規則にはキャンプ、アルコール、焚き火の禁止が含まれている。この入り口からビーチまでは徒歩10分ほどだ。
2021年にDLNRに大規模なパーティーの通報をした数人のうちの1人、カプア・メデイロスさんは、「ここは道路から見えないところにあるため、人々は何をやっても許されると感じている」と語っている。
当ビーチは、DLNR州公園課の管轄で、州の海岸線とみなされる340エーカーの地域にあるが、正式な州立公園ではない。
クリス・リー州上院議員は、最近このビーチを公式の州立公園に指定するよう求める法案に署名した。この提案は自然資源委員会の承認を得る必要があるが、承認されれば、2024年に施行される。DLNRは、この変更によってこの地域がより法的に保護されることになるとしている。リー氏は、新法には将来カイヴィ・コーストを保護するための記述もあると言う。
同氏は、このような保護を法律で定めている州立公園は他にはほとんどなく、非常にユニークであるとし、「この土地は、ありのままの姿を維持するために、非常に具体的な方法で保護されなければならない」と述べている。
過去30年にわたり、この地域の管理を手伝ってきたリース・リゲット氏は、「ここは長い間パーティーの場所となっており、この地域を守るために接触戦を続けてきた」と述べ、地域保全の必要性を訴えた。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.10)