学校再開に向けて
8月4日から新学期が始まるハワイの公立学校での授業再開に向けて、教育省と教職員組合がそれぞれの取り組みを行なっている。
教育省の発表によると、ハワイにある283校の学校長がそれぞれの学校の状況にあった授業スタイルを決定することになっている。
対面授業を毎日行なうのか、順番で交互に授業に参加するのか、あるいはその混合スタイルとなるのか。
いくつかの学校ではすでに決定されていて、ほとんどが対面授業を順番で交互に参加することを混合する選択をしている。
ラッドフォード高校では1200人の生徒を半分に分け、600人が学校で授業を受けている間、残りの600人はオンライン授業となる。
学校長によると「できるだけ長く子供たちを学校で過ごさせたい。少なくとも週に2日は学校で授業を受けさせようと思う。6フィート離せるクラスもあるが、3フィートの距離を離すガイドラインで進めている」
教職員組合では、生徒たちが同じ方向を向いている場合には3フィート、向き合ったりそれそれの方向を向く場合には6フィートの社会的距離を保つという教育省のガイドラインに異議を唱えている。
一方、多くの保護者たちは、子供たちが学校にいくことを望んでいる。
教育省が行なったオンライン調査によると、調査に参加した32000人の保護者のうち、84%の保護者がオンライン授業よりも学校での対面授業を望んでいるという結果だ。
3月から学期末まで閉鎖されたハワイの公立学校ではオンライン授業が行われたが、参加率はあまり高くなかったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
(日刊サン 2020.7.10)