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ビール不足の国とビールを捨てる国

ビール不足の国とビールを捨てる国

メックスカリは、カリフォルニアとメキシコ国境にある小さな街だ。

アメリカ側から車でメキシコに入るとそこがメックスカリという訳だ。

国境の街なので、当然入国審査や車に積んである荷物検査が行なわれるが、そこでアメリカ側から大量のビールを密輸しようとして見つかって、その大量のビールは押収されてしまった。

ビールを密輸しようとした理由は、新型コロナウィルス。

コロナ感染が拡大したメキシコでは、ビールは必要商品と認められずに政府が製造を許可しなかったために、ビール不足になってしまった。

そこでメックスカリの町長は考えた。

押収したビールを売って、アニマルシェルター建設資金にしよう。

良い考えかもしれないが、法的に問題があると待ったがかかり、実現するかどうかまだわからない。

ビール不足のメキシコに対して、アメリカ側ではビールが余っている。

レストランやバーが閉まっていて、賞味期限の切れたビールをどう捨てようかとビール会社は悩んでいるそうだ。

国境を挟んで、全く異なるビール事情をアメリカ・フォックスニュースが伝えている。

(日刊サン 2020.7.9)

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