ハワイの漁業をサポート
新型コロナウィルス感染でレストラン業界や観光業は大打撃を受けたが、ハワイの漁業も同様である。
3月にロックダウンとなり、漁業卸業者も従業員を減らし、漁業者が魚をとっても売る場所がなくなってしまった。
ハワイの延縄漁船は過去4カ月で50%の減収となった。
延縄漁船は年間を通じて、アヒやメカジキ、カジキ、マヒマヒ、オノ、オパやモンチョンを捕獲してハワイに持ち帰って地元の消費となる一方、一部はアメリカ本土へも輸出しているハワイの大きな産業である。
ハワイの延縄漁船は年間で重さにして3000ポンド以上、金額にして1億ドル以上の漁獲高を誇り、ホノルル港は漁業の経済的価値において全米トップ10に入る港だ。
カーク・コールドウェル市長は7月7日に記者会見を行ない、支援の取り組みとして、漁業が立ち直るのを支援するために連邦政府からのコロナ救済基金から260万ドルを投入すると語った。
具体的には、およそ200万ドルで漁船の航海準備を支援とホノルル漁業競売場の施設を改良修復を行なう。
残りの60万ドルはホノルル内での魚消費プログラムに当てられる。
ハワイ・シーフード協会が漁業卸業者とフードバンクと協力して、11万ポンドの魚肉を買い取り、35万食をこれから5カ月でコミュニティに提供するというものだ。
ハワイの漁業をサポートするために、魚をいっぱい食べましょう。
(日刊サン 2020.7.08)