米国環境保護局(EPA)は、オアフ島の店舗を含む場所で6種類の未登録の消毒剤を販売したとして、「ロス・ストアーズ」社に5万5000ドルの罰金を科したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
EPAによると、これらの違反は2021年2月3日にアイエアにある「ロス・ドレス・フォー・レス」店と、3月9日にカリフォルニア州コンコードにある別の店舗を検査したことに起因する。ハワイ州農務局はハワイのロス店舗の検査を行った。
ロス・ストアーズ社が販売した6つの未登録製品は以下の通り。
- CIFパワー&シャイン マルチパーパスワイプ(オーシャンフレッシュ)
CIF Power & Shine Multi-Purpose Wipes (Ocean Fresh) - CIFパワー&シャイン マルチパーパスワイプ(シトラスフレッシュ)
CIF Power & Shine Multi-Purpose Wipes (Citrus Fresh) - ドメストス・プロフェッショナル・ディスインフェクティング・サーフェス・ワイプ
Domestos Professional Disinfecting Surface Wipes - CIFマルチパーパス・ディスインフェクタント・スプレー
CIF Multi-Purpose Disinfectant Spray - ドメストス・マルチパーパス・ディスインフェクタント・スプレー
Domestos Multi-Purpose Disinfectant Spray - アヴァランチ・アンチミクロビアル・テンパード・グラス(iPhoneスクリーン保護シート)
An iPhone screen protector marketed as Avalanche Antimicrobial Tempered Glass
EPAによると、これらのワイプやスプレー製品は「99.9%のバクテリア(細菌)除去」を、iPhoneのスクリーン保護シートは「抗菌」を謳っていた。しかし、カリフォルニアに本社を置くロス・ストア社は、連邦殺虫殺菌殺鼠剤法(FIFRA)で義務付けられているEPAへの製品登録を行っていなかった。
「殺菌、消毒、除菌」といった言葉を製品のラベルに使用する前に、EPAはそのような主張を裏付けるデータの提出を企業に求めている。EPAは、「効果のない製品の消毒に頼っている消費者は、細菌やウイルスにさらされるリスクが高まる可能性があるため」だと述べている。
さらに連邦法では、細菌やウイルスを殺す、破壊する、予防する、撃退すると主張する製品は殺菌剤とみなされ、米国内で流通・販売されるそのような製品はすべてEPAの登録を受けなければならないとしている。
EPA太平洋南西部局長のマーサ・グスマン氏はニュースリリースの中で、「すべてのアメリカ人が、購入した消毒剤が安全で効果的であると信頼できることは極めて重要で、今回の決着は、消費者と公衆衛生を守る法律を施行するというEPAの取り組みの証だ」と述べている。
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写真:John Hanson Pye / Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.7)