2018年にライエでフード・トラック(キッチンカー)として開業した「ペニーズ・マラサダ」は、その後アイエアで2台目のフード・トラックでの営業を始めた。
そして、最近、ロイヤル・ハワイアン・センターに初めての実店舗をオープンしたとKHON2が伝えている。
ロイヤル・ハワイアン・センター中央のアトリウムを見下ろす2階のフードコートの一角で、今月1日午前6時に開店した。
伝統的なマラサダだが、中のクリームの種類は多く、上にふりかける砂糖の種類も選ぶことができる。
オーナーのアンドリュー・スリッカーさんは、「人気のクリームは、ドール・ホイップ、キーライムパイ、ココナッツ・クリームです。20種類以上のフレーバーがあるのですが、毎日5種類のクリームと3種類の砂糖を選び、提供しています」と話す。
「最初の2カ月間は、この店舗の運営に集中するので、フードトラックの方はお休みしますが、10月までにはそちらも再開する予定です」
ペニーズのマラサダのレシピは、納得できるまで何度もやり直してやっと完成させたもので、美味しさには自信があるという。
「厳選した材料を使用していて、小麦粉は特別に輸入したものです。しかし、一番重要なのは、きれいで高品質のオイルで揚げていること。砂糖をまぶして熱いうちに、というのが美味しく食べるコツです」
ペニーズという名前は、スリッカーさんの亡くなった母親にちなんでいるという。
スリッカーさんは、母親から基本的なマラサダの作り方を教えてもらっており、「ペニーズ・マラサダ」には母親の思い出が詰まっている。
「母が誇らしげに作っていたマラサダを、彼女の名前から取った店で皆さんに提供できるということは、これ以上喜ばしいことはありません。ペニーズのトラックで島中を回りました。観光スポットや、アメリカ軍基地、スーパーマーケットの駐車場でも営業しました。どこへ行っても皆さんが『美味しい』と言って食べてくださるので、『美味しい』と言われることに中毒になってしまったかもしれません」
「ペニーズ・マラサダ」の詳細はフェイスブックかウェブサイトで。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.7)