不動産価格が高騰 オアフ島
ホノルル不動産協会が発表した6月の不動産取引結果によると、オアフ島のコンドミアムの売買は昨年6月と比較して134%の伸びを示したとKHONが伝えている。
中間価格も9%上昇して460,000ドル(およそ5,100万円)に達している。
しかし、上昇したのはコンドミアムの価格だけではない。
一戸建て住宅の価格も昨年6月の価格から49.3%上昇して、中間価格は979,000ドル(1億800万円)に達したという。
ホノルル不動産協会の会長であるシャノン・ヘブン氏は「マーケットの動きが鈍かった昨年の6月と比べると、現在は全く違います。不動産は記録的な短い日数で売買されています。特に、2021年のコンドミアムのマーケットは急に活発になっています。なぜなら売りに出される一戸建て住宅の数が非常に少ないことによって価格競争が激しくなり、一戸建て住宅の購入を諦めた人々がコンドミアム
のマーケットに流れてきているからです」と述べている。
7月現在では、ほとんどの住宅が希望価格を超えた売買価格で最終的に取引されており、一戸建て住宅では57.7%、コンドミアムでは32.9%が希望価格以上で売れたという。
特に中間層の価格帯にある一戸建て住宅に関しては複数の購入希望者による入札競争が起こっている。
ヘブン氏は「激しい競争や入札競争の状態は、オアフ島における不動産在庫の極端な不足によって起こっています。地元住民のための住宅、特に比較的手に入れやすい価格帯から中間価格帯の住宅が本当に必要とされています」という。
写真 : marchello74 _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.07)
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