7月5日(火曜日)、ジェイミー・カラニ・イングリッシュ元州議員の収賄事件で判決が言い渡されたとKHON2が伝えている。
禁固40カ月と3年の保護観察、罰金10万ドルの有罪判決だった。
イングリッシュ被告は、現金やその他の品を受け取った見返りとして、汚水処理に関して贈賄側に有利となるような法案を議会に提出したとして、2月に有罪を認めていた。
裁判では贈賄側を「人物A」としていたが、実業家のミルトン・チョイ氏だとされている。
チョイ氏が被告に車内で現金5,000ドルを渡した後に、FBI調査官が停車させると、被告は現金を座席のフロアマットの下に隠そうとしたという。
州議員は、200ドル以上の品物を受け取った場合には、報告書に記載する義務があるが、「人物A」からの寄贈品を報告しなかった理由について被告は、「オフィスに来たものではなかったから」と答えている。
裁判でこの件に関するコメントを求められた際、州上院議員多数派リーダーでもあった被告は、裁判官の前で後悔の念を表している。
「なぜやってしまったのかずっと自分自身に問い続けており、非常に深い後悔の気持ちを持っています」
判決について連邦検察のケネス・ソレンソン氏は、「裁判所が出せるベストの結果だったと思います。これは(賄賂を受け取るという罪に対する)明確なメッセージとなったと考えています」と述べている。
イングリッシュ被告が受け取ったのは、18,000ドル以上だったとされている。
判決を言い渡した際、スーザン・オキ・モルウェイ判事は被告の行動を「当たり前のように自然に金品を受け取っている非道な行為で、貪欲なもの」と糾弾した。
検察側は、「収賄という行為にためらいを感じておらず、簡単に金を受け取っています。ほとんどの場合は彼自身のアイデアでした。金を受け取って、その見返りとして何かをしてやるということをためらう人物ではありません」と述べている。
州下院議長のスコット・サイキ議員は、判決に対して次のようにコメントしている。
「議会は元議員のとった行動を許しません。今回の判決が政府で働く全ての人々へのメッセージとなることを希望しています。倫理に反する行為は決して許されるものではないのです」
イングリッシュ被告と同時期に逮捕された元下院議員のタイ・カラン被告(逮捕時には現職議員)に対する収賄事件の判決は、10月に予定されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.6)