【世界のこぼれ話】物価高騰で苦しむ庶民を狙う「ガソリン・カード詐欺」に注意
物価が高騰を続ける中で、人々は少しでも節約しようと努力をしている。
そんな消費者を狙った詐欺が起こっていると消費者保護団体「ベター・ビジネス・ビューロー(BBB)」が注意を促している、とKHON2が伝えている。
最近多発しているのが「ガソリン・カード詐欺」だ。
ガソリン給油のたびに、高い金額にため息がもれてしまう昨今、ソーシャルメディアで「ガソリン・カード無料進呈」という投稿を目にすることがある。
投稿主は名前の知られた会社で、無料のガソリン・カードを受け取るためには、手数料とクレジットカード番号、送付先などの情報が必要だという。そして、そのソーシャルメディアのアカウントにこれらの情報を入力してしまうと、数日後に数百ドルが抜き取られるという詐欺だ。
BBBのロザンヌ・フレイタス氏は、「もし『無料のガソリン・カード進呈』といった広告を見つけたら、その会社のウェブサイトを直接チェックしてください。そこに『無料進呈』の記載がなければ、SSNの投稿は非常に怪しいと言えます。その会社に直接電話して無料進呈について詳細を聞くこともできます」と述べている。
一般的に、何かに当選したり、無料進呈といった広告宣伝活動が適正に行われる場合には、手数料が求められることはない。
もし、無料の商品を受け取るために手数料が必要だと言われたら、疑ってみる必要がある。
もう一つ注意しなければならないのは、アンケート詐欺だという。
ちょっと面白そうなトピックに答えていくというものだが、これをクリックすることによって、電子機器内にマルウェア(不正かつ有害な動作を行う目的で作成されたソフトウェア。電子機器が感染すると、保存されている情報を抜き取られたりする可能性がある)が侵入し、クレジットカードや預金口座を不正利用されることになる可能性がある。
BBBでは、全国の詐欺被害の手口や情報を掲載して注意を呼びかけており、もし何らかの詐欺にあった場合には通報することもできる。
詳細はこちらから。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.7.5)
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