「全米ホットドッグ・ソーセージ協会」(NHDSC)によると、アメリカ人は7月4日の独立記念日におよそ1億5千万個のホットドッグを食べると予想されているという。
1994年に「北米食肉協会」(NAMI)によって設立された業界団体であるNHDSCは、長い間、あらゆる種類のホットドッグを賞賛してきたが、どうしても許せないトッピングがあり、独立記念日を前にその思いを公表しているとNEXTARが伝えている。
NHDSCのエリック・ミッテンサル会長は、「どのようにトッピングしても、ホットドッグはおいしいが、ケチャップをかけたホットドッグは別だ。NHDSCのエチケットガイドによれば、ケチャップをかけてホットドッグを食べるのは子どもだけだ」と述べている。
このケチャップに関する発言は、NHDSCのメンバーの間でも長年信じられてきたことのようで、2008年に同団体が制作したビデオの中で、ホットドッグにケチャップを使うのはソーセージのエチケットの「基本ルール」違反だと主張している。ビデオでは、「18歳を過ぎたら、決してホットドッグにケチャップをかけてはいけない。みんないつかは大人にならなければならない」と語られている。なお、NHDSCが2021年に1000人を対象に実施した世論調査では、61%が時々ケチャップをかけてホットドッグを楽しんでいることがわかっている。
一方、NHDSCのオンライン・エチケットガイドによれば、許容できるトッピングはマスタード、レリッシュ、オニオン、チーズ、チリだ。同団体は以前、シカゴスタイルのドッグに見られるような他の種類のトッピング(スポーツペッパー、トマト、セロリソルト、ピクルスなど)についても支持を表明している。
さらにエチケット・ガイドでは調味料をかける正しい順番についても指南している。マスタードやチリなどの「ウェット」なトッピングから始まり、オニオンやザワークラウトなどの「チャンキー」な調味料が続き、最後に削ったチーズとスパイスをかける。トッピングは常にソーセージそのものに乗せるべきで、「ソーセージとバンズの間に」乗せるべきでないという。
ありがたいことに、NHDSCによれば、ホットドッグの食べ方に間違いはあっても、食べるタイミングに間違いはないという。NHDSCとNAMIが行った最近の世論調査では、10人中9人のアメリカ人が、ホットドッグは、たとえ許容範囲内のトッピングがないものであっても、一年中いつでも食べられると答えている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.3)