6月30日(金)の運行初日、ホノルルの新しい高架鉄道システム「スカイライン」に、約9000人の乗客が訪れ、無料で乗車を楽しんだとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
無料乗車は独立記念日で祝日の4日(火)まで続き、運行時間も長くなるため、さらに多くの乗客が見込まれる。しかし、本当のテストは5日(水)に始まる。乗客はHOLOカードを使って乗車賃を払わなければならなくなる。
鉄道システムを稼働するために必要な乗客数、収益、メンテナンスにかかる実質的なコストはまだ不明だ。列車や11マイルの線路、9つの駅、システム全体の年間メンテナンス費用をはじめ、不明な点が多すぎるのが現状だ。ホノルル市議会議員のアンドリア・トゥポラ氏は、「来年7月までの1年間は、基本的にパイロット・プロジェクトとなる」と述べている。
スカイラインの運営を行うホノルル市交通サービス局(DTS)のロジャー・モートン局長によると、年末までに1日あたり約8000~1万人の利用者を見込んでおり、次の区間であるハラワから空港を過ぎてミドル・ストリートまでは1日あたり約2万5000人の乗降客を見込んでいるという。ミドル・ストリートからダウンタウン、カカアコ地区までの最終区間が開通した後は、1日あたり約8万5000人の利用者が見込まれている。
DTSは先日、乗客にスカイラインの駅への往復にザ・バスを利用してもらうため、鉄道の乗車料金をザ・バスの乗車料金に統合する料金プランを決定している。
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