丸いホットドッグはホットドッグなのか?
独立記念日といえばBBQがアメリカの定番で、BBQで人気なのはホットドッグだろう。
ホットドッグは、細長いフランクソーセージを同じく細長いバンで挟んで、ケチャップやマスタードとお好みでその他を挟むものだが、最近出現したのは「丸いホットドッグ」だ。
ラステリズという食肉配達サービスから発売されている「丸いホットドッグ」がソーシャルメディアで大人気だとフォックス・ニュースが伝えている。
この注目の「丸いホットドッグ」は、ハンバーガーのバンの上にぴったりの丸い形の平べったいフランクソーセージが載っていて、レタスやスライスしたトマトとともにケチャップとマスタードがかかっている。
これを見て多くの人が指摘しているのが、「この丸くて平べったいソーセージはボローニャハムとどう違うんだ?」という点だ。
確かにどちらも食肉の加工食品だ。
そしてこの問題についてナショナル・ホットドッグ&ソーセージ協会のエリック・ミッテンタール氏が解説をしている。
「このホットドッグのパテは営業の点から見ると素晴らしいアイデアです。ホットドッグを楽しむもう一つの方法としてのマーケティングツールですが、平べったいホットドッグパテはボローニャハムです。ボローニャハムは、非常に大きい長細いホットドッグを薄くスライスしたものだからです」
ところが販売しているラステリズは「我々の作っているのは、伝統的なボローニャとは全く異なっている。特に作り方が完全に違う」と反論している。
ちなみにこのようなサンドイッチスタイルのホットドッグを開発したのはラステリズ社が最初ではない。
2013年にコネチカット州マンチェスターの兄弟が「フラットドッグ」という名前で丸くて平べったいホットドッグを開発したそうだ。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.02)
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