ボーイング737貨物機墜落 オアフ沖
ホノルル救急医療サービスは2日未明、ボーイング737貨物機(トランスエア810便)がオアフ島西の沖合に墜落したと発表した。トランスエアは貨物機5機を保有し、ハワイ州内を運行する貨物航空会社。810便はエンジントラブルで緊急着水を試みたが失敗し、機体は海に沈水したという。ハワイ運輸局によると、墜落事故はカラエロア空港沖約2マイル(3.2キロメートル)で午前1時45分頃に起こった。
同機を操縦していた50代のパイロット2人は、エンジントラブルに気づいた後ホノルル国際空港へ引き返そうとしたが、海上への緊急着水を余儀なくされた。米国沿岸警備隊(USCG)、ホノルル救急医療サービス(EMS)、ホノルル消防署(HFD)が現場に急行し、パイロット2人を救助した。2人とも重体で緊急搬送された。
HFDのARFFレスキューボートは、午前2時51分と午前2時57分にパイロット2人を1人ずつ海から引き上げた。EMSによると、パイロットの1人の男性(50)は頭部外傷と複数の裂傷を負い、重体で外傷救急治療室に搬送された。USCGのヘリコプターでクイーンズメディカルセンターに搬送されたもう1人のパイロットも重体。
国家運輸安全委員会(NTSB)は今朝6時にツィッター上で、墜落事故についての調査チームを派遣したと発表した。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.02)
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