干ばつが続いている影響で、人気の辛味ソースが品薄状態になっている。なかでも需要の高い「フイフォン」社のシラチャーソースは、何倍もの値段で販売されているとザ・ヒルが伝えている。
フイフォン社のシラチャーソースはネット販売で価格が高騰しており、eBayでは28オンス入りのボトル1本が70ドル近く、Amazonでは17オンスのボトル2本パックが100ドル以上で取引されている。
価格高騰の原因は、干ばつによって原材料の唐辛子が不作に陥っているためだ。フイフォン社は2020年に唐辛子の在庫不足を発表しているが、昨年には天候が品質に影響し、さらに「深刻な」不足を引き起こしていると述べている。同社はカリフォルニア州アーウィンデールに本社を置き、カリフォルニア州、ニューメキシコ州、メキシコ州の農場から唐辛子を仕入れているが、これらの州は近年干ばつに直面している。
同社の広報担当者は29日(木)、「最近、限定的な生産を再開したが、まだ原材料の不足は続いており、いつ生産を増加できるか予測できない」と述べている。
なお、フイフォン社のシラチャーソースは価格高騰が起きているが、それに比べて他のメーカーのシラチャーソースは安価で流通している。
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写真:calimedia / Shutterstock.com
(日刊サン 2023.6.30)