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【ハワイニュース】パールハーバーと広島が姉妹公園協定に調印

日本とハワイの国立公園が、辛い過去からの教訓と平和への努力を共有するために協定を結ぶこととなった。

ハワイ・ニュース・ナウによると、29日(木)、東京のアメリカ大使館で行われた式典にて、ラーム・エマニュエル駐日米国大使と松井一實(かずみ)広島市長は、オアフ島のパールハーバー国立記念公園と広島の平和記念公園の姉妹公園協定に署名した。

これは、約80年前に第二次世界大戦によって壊滅的な打撃を受けた2つの場所が、和解と協力、痛みと癒しを通して永遠につながるという、歴史的な協定だ。エマニュエル駐日米国大使は、「この協定は、敵同士でありながら親友になれることを象徴している。パールハーバーと広島は単なる歴史的事実ではなく、未来への光明なのだ」と述べた。

1941127日、大日本帝国は真珠湾を攻撃し、アメリカは第二次世界大戦に参戦した。アメリカは、194586日に広島に、続いて9日に長崎に原子爆弾を投下し、戦争は事実上終結した。

今回の協定プロジェクトは、2016年に当時のバラク・オバマ大統領と故安倍晋三首相が広島とパールハーバーを訪問した歴史的な共同訪問に基づいている。オバマ元大統領をはじめとする米国首脳は、調印に際して祝福のメッセージを送った。なお、この姉妹公園締結は、2016年に行われたゲティスバーグ国立軍事公園と岐阜県関ヶ原古戦場記念館に続く、日米間で2つ目のもの。

パールハーバー国立記念公園の最高責任者であるトム・レザーマン氏は、「当時を知る世代がいなくなったとき、どのようにして次世代とつながり、歴史に興味を持ってもらい、歴史を学ぶことの重要さを理解してもらうことができるだろうか?」と述べ、別の公園で歴史の一部を共有することの意義を強調した。

大使館によると、両公園は交流を促進し、歴史的修復やバーチャルリアリティの活用、青少年教育や観光管理におけるベストプラクティスといったことを共有する予定だという。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.6.30)

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