州衛生局では、毎週水曜日に前週7日間分の感染状況を発表しているが、29日の最新報告をホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
先週の新規感染者数は5,362人、死亡者は15人だったという。
1日平均の感染者数は、前週の832人から685人へと減り、4週連続の減少となった。
陽性率も17.1%から16.5%へ下がり、3週連続して下降している。
専門家によるボランティア団体「ハワイ・パンデミック、アプライド・モデリング・ワーク・グループ」は最新の報告として、1日あたりの感染者数が徐々にではあるが確実に減少しており、入院についても頭打ちとなっていると述べている。
また、州政府が行なっていた旅行前検査プログラムは、ハワイにおける感染の抑制に非常に効果があったと結論づけている。
ハワイ・ヘルスケア協会のヒルトン・レイテル氏は、「感染数は少し減少し、入院数も安定してきたように見えますが、医療機関での感染者数を減少させなければなりません。医療従事者のコロナ感染はまだ続いています」と引き続き注意を呼びかけている。
衛生局も、住民に対してワクチン接種、追加接種をするよう推奨している。
現時点では、州全体の76.6%がワクチン接種を完了しており、43.2%が追加接種を受けている。2度目の追加接種を受けたのは9.1%にとどまっている。
生後6カ月から5歳未満の幼児に対するワクチン接種は、先週土曜日から開始されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.30)