本土の麻薬密売グループ起訴 ハワイにも販路
6月29日連邦裁判所は、メキシコの麻薬組織「シナロア・カルテル」と繋がりのあるカリフォルニア州サンディエゴの麻薬密売組織のメンバー60人について起訴したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
一般にはメスとして知られるメタンフェタミンをハワイ州を含めた数州で密売をしていたという容疑とともに、不法銃器所有、資金洗浄(マネーロンダリング)で告発されたという。
起訴状によると、彼らは過去数年にわたり、シナロア・カルテルから自動車やオートバイに隠して国境を超えて密輸した大量の麻薬を密売していた。
ハワイ州、カリフォルニア州、アリゾナ州、ニューヨーク州、マサチューセッツ州を含む15州に点在する密売人のいるところへ、列車、飛行機、郵便配達、Fedex、UPSなどを使って麻薬を送っており、一部はオーストラリアやニュージーランドにも密売していたと言われている。
FBIは先月サンディエゴと5州で、複数の場所の一斉摘発を行ない、数十人を逮捕していた。
今回起訴された60人のうち44人はすでに拘束されており、残る16人については追跡を続けているという。
今回の摘発で、220ポンド(およそ100キロ)のメタンフェタミンとその他の不法薬物、90丁の銃器、25万ドルの現金が押収されている。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.30)
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