教員へのボーナスはどうなる?
ハワイ州の公立学校教員へボーナスを支給するという法案は、デービッド・イゲ知事が拒否権を発動するであろう法案の一つだとする発表があったのは先週だ。
これを受けて法案を可決した議会では、まだ可能性を捨ててはいないとKHONが伝えている。
イゲ知事がこの法案に反対をした理由として、連邦政府からの新しい方針では、連邦政府からの救済基金の使用用途としてこの法案にある内容は許可されていないというものだったが、「他の州でも教員へのボーナス支給のためにアメリカン救済計画基金を通じて受け取ったお金を使っている」と反論している。
新型コロナウィルス感染拡大によって学校が閉鎖されて遠隔授業を余儀なくされた学校では、教員たちも一つのパソコンで授業を行いながらもう一つの画面で生徒を見るために、2台目を購入したり、今まであったものをアップグレードしたりしていたという。
また、この法案には教室にエアコンを設置するための7,500万ドルが予算に組み込まれている。
ハワイ州教員組合では、教員の数の減少を懸念しているという。
「今いる教員を失うわけにはいきません。現在の教員数を維持して、児童生徒たちが良い教師を持つためには、われわれはできる限りのことをする必要があるのです」
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.30)
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