1953年創業のハワイのアパレルブランドであるイオラニは、古き良き伝統とモダンがミックスしたアロハウェアで知られており、ローカルにも観光客にも愛されているブランドである。

そのイオラニが、財政危機に直面しているイオラニ・パレスに援助をしようとしているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

イオラニ・パレスは光熱費などの費用が60万ドルにも上り、新型コロナウィルス感染により観光客の入場料収入が途絶えた今、経済的に困窮している状態だ。

ネイティブハワイアンの団体が寄付を募っているが、イオラニもまた自分たちのやり方でイオラニ・パレスを救おうとしている。

イオラニでは、ハワイアン・ビンテージ柄のマスクを製造して、18ドルで販売している。

その収益のすべてがイオラニ・パレスへの援助金として寄付されるのだ。

担当者によると、「昔のデザインを再生して色付けし、2020年の特別企画として計画していたプリント布だったのだが、イオラニ・パレスを助けるためにマスクを製造することになった。1万ドルが当初の寄付の目標だったが、マスク販売開始から8時間で達成してしまったため、現在の目標は5万ドルである」