7月4日の独立記念日が月曜日にあたる今年、多くの人は3連休を楽しむことになる。
夏休みの真っ只中の独立記念日は、毎年家族や友人とバーベキューで盛り上がるのが恒例だが、今年のバーベーキューは財布に響くことになるとKHON2が伝えている。
食材、特に肉の値段が高騰しているからだ。
精肉店「リチャーズ・ミート・マーケット」によると、現在食肉の値段は昨年と比べ、種類によって10%から100%も値上がりしているという。
リチャーズで最も値上がりをしているのはステーキだ。
昨年70ドルだったステーキは今年は80ドルになっている。
物価高騰に加えて干ばつが起こっており、さらに牛肉の価格が上がっている。
アメリカ労働統計局の調べによると、ホノルルで自炊をする場合の食費は2021年と比べて10.1%上昇しており、食肉・魚・卵は11.8%、シリアル・ベーカリー類は13.9%の値上がりとなっている。
ハワイ大学ビジネス経済学の名誉教授であるジャック・サイダーハウド氏は、「小麦やコーンなど、ほとんどのシリアルの原料は、動物の餌でもあるのです」と述べている。
しかし、物価が上昇しても独立記念日のバーベーキューに影響は出ないだろうというのが専門家の見方だ。
「物価が上がっても人は出かけるし、ステーキを買い、魚を買い、ポケを買います。しかし、その他の、ポテトチップスやデザートのようなものは少し減らすかもしれません。そうすればコストを少し相殺できますから」
アメリカ食肉協会によると、独立記念日で10人分のバーベキューにかかる平均は69.68ドルで、昨年より10ドル上がっているという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.29)