イタズラ書きしてごめんなさい テネシー州
テネシー州ナッシュビルにある「カリバー・コーヒー」は、ご主人キースさんとと奥さんアレイナさんがやっている町の小さなカフェだ。
6月11日の夜の閉店後に3人のティーンエイジャーがやってきて、駐車場のフェンスにペンキのスプレー缶でイタズラ書きををしたところが防犯カメラに写っていた。
ご夫婦は警察には届け出を出さないで、代わりにフェイスブックに投稿をした。
「アーティストの皆さんへ。カリバー・コーヒー店ではフェンスに壁画を描いてくれる人を探しています」
アレイナさんは「昨年のパンデミックで苦境を乗り越えてきて、今は前に進んで行こうとしているんです。確かにイタズラ書きは気分の良いものではありませんでしたが、ポジティブにやっていこうと決めました。そこで、フェンスに壁画を描いてもらおうと考えました」とインタービューに答えている。
しかし投稿をした次の日、思いがけないことが起こった。
スプレー缶でイタズラをした3人がコーヒーショップにやってきて謝罪したというのだ。
「やったのは僕たちです。申し訳ありませんでした」
アレイナさんはまさかやった本人たちが謝罪にくるとは思っていなかったので本当に驚いたが、3人にはイタズラ書きの上からペンキを塗り直すように伝えたという。
そしてフェイスブックの投稿にはペンキ塗りの助けをしてあげるという申し出がたくさん寄せられたとフォックス・ニュースが伝えている。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.29)
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