アマゾンがオアフ島に土地を購入
アマゾンは、将来的にハワイ州における配送センターを建設するための用地として、オアフ島サンドアイランドに土地を購入したとKHONが伝えている。
場所はアウイキ・ストリートにある14エーカーの広さの土地で、7,600万ドル以上の価格だという。
アマゾン社の発表では、土地の購入目的は、将来的に必要になるかもしれないネットワークのための投資としている。
ハワイ商工会議所によると、この世界的企業がハワイに進出してくることは、ハワイにおける商業、経済活動、そして雇用にも大きな影響があるだろうと期待しているという。
特に地元企業がアマゾンと何らかの形で協力させてもらえればと期待している。
ハワイ商工会議所の代表であるシェリー・メノー・マックナマラ氏は「アマゾンのEコマースのプロセス全体がどのように機能して、それがハワイの中小企業にどのような機会を与えることになるのか確認していきたいと思います。そして実際にアマゾンがハワイで動き始めるときのために今から準備を始めることができます」と述べている。
スイート・エネミーというアパレルブティックのオーナーであるドゥルー・ホンダさんは「うちのようなハワイのスモールビジネスにとって、もしアマゾンとの取引ができたら、とてつもない大きな変化になると思います。世界的規模のプラットフォームの中で取引ができれば、もっと簡単に成長していくことが可能になるでしょう」と期待を寄せている。
アマゾンの進出によってすでにいくつかの雇用が生まれている。
人材紹介会社のオーナーのマリー・クマべさんによると「アマゾンは専用機をハワイに飛ばしているので、実際に契約事業者や従業員が雇用されています。新型コロナウィルス感染のパンデミックによって早期退職を促された飛行機のメカニックは期間雇用でたくさん雇用されています」という。
配送センターが稼働すれば、1,000人以上の人々が荷物の選別や梱包などで雇用されることになり、それ以外にも建設、倉庫、配送などにも雇用が生まれるだろう。
現時点では、配送センターのハワイで開業する予定についての詳細は発表されていない。
写真 : Sundry Photography _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.29)
シェアする