【世界のこぼれ話】ギネス新記録 世界最大の淡水魚は300キロのエイ カンボジア
カンボジア北部の漁師がメコン川で6月13日に捕獲したエイは661ポンド(およそ300キロ)で、世界最大の淡水魚としてギネス記録に認定されたとフォックス・ニュースが伝えている。
メスのエイは、クメール語で”満月”という意味の「ボラミー」と名付けられた。
生きたまま捕獲されたボラミーは、全長13フィート(およそ4メートル)で、岸に揚げるのに10人以上の男性の力が必要だったという。
ギネス世界記録のツイッターアカウントでは、ボラミーの写真と共にコメントが投稿されている。
「このエイは、ピックアップトラックよりも長くて、グリズリーベアよりも重い!」
ボラミーは、専門家によって測定され、電磁タグをつけられた後にメコン川に放流された。
このタグによって、今後の行動を観察することができる。
現地で測定に当たった生物学者のゼブ・ホーガン氏は、「世界最大の淡水魚を見ることができて嬉しく思います。これは、メコン川がまだ健全な状態であることを示しています。この川には、このような大きな生物がまだ他にも生息している可能性があるということです」
これまでの世界最大の淡水魚の記録は、2005年にタイ北部で捕獲された646ポンド(およそ293キロ)のナマズだった。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.28)
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