グルメクチコミサイトYelpの「今年食べたい店トップ100」が発表になり、ロサンゼルスにあるハワイ出身オーナーのレストランが1位に輝いたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
栄えある1位に輝いたのは、ロサンゼルスのダウンタウンにある「ブロークン・マウス」。噛めないほど美味しい料理を意味するハワイのピジン語「broken da mouth」から名付けられたこの店では、ハワイアン・コリアン料理の家庭的なミックスプレートを提供している。
オーナーのティム・リー氏はオアフ島カイムキ出身で、メリーノール・スクールとハワイ大学マノア校を卒業し、叔父が経営するコリアン・バーベキューの人気店「ソラボル」で働いていたこともあり、オアフ島のレストラン業界とは深いつながりがある。2009年にロサンゼルスに移住し、2017年にフードビジネスを開始。パンデミックを乗り切ることができたのは、故郷の食べ物が恋しくなったハワイからの移住者たちのサポートのおかげだという。
リー氏は、「文字通り最も難しいビジネスで、利幅はとても少なく、仕事を心から楽しまなければならない。だから私にとっては、おいしい料理を提供することが誇りであり、それが地域社会にアロハと愛を示す私の方法だ」と語る。
一番人気のメニューはミートジュンで、特製ソースに24時間以上漬け込んだ薄切りのリブロースに、小麦粉と卵で衣をつけたもの。鉄板で炒め、キュウリのキムチと一緒に食べる。その他のサイドメニューには、マカロニサラダ、韓国風青菜、紫雑穀米などがある。
ハワイ生まれのシンプルでどこか懐かしさのある料理を求めて、遠方から来店する人も少なくないという。「アリゾナから来たという人もいるし、ベガスからも多くの人が来てくれる。サンディエゴなど、とにかくいろんな場所からローカルたちが来て応援してくれるので、本当に感謝している」とリー氏は語る。
ブロークン・マウスの詳細はこちら。
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