隣の家の木の枝が邪魔 隣人トラブル 英
英国シェフィールドで起こった出来事だ。
隣の家との境に植えられていた木は25年以上そこにあったのだが、その間に木はどんどん大きくなり、枝葉が隣家の土地に伸びていった。
お隣さんは何度も木を切るように言ってきたのだが、ミストリーさんは長い間そこにある木をどうしても切る気にはなれなかった。
お隣さんは木にやってくる鳥の騒音や鳥の糞が車の上に落ちると苦情を言ってきたので、ミストリーさんは木の枝を切り込んで鳥が来ないように網を張ることを提案したのだが、お隣さんは拒絶した。
そしてとうとうお隣さんは自分の土地の上に入り込んだすべての枝葉を刈り込んでしまった。
幹の部分はミストリーさんの土地にあるものの、丸く生茂った枝葉は今では半分に刈り取られて半球の形になった。
ミストリーさん一家は非常に怒っていたのだが、少し落ち着いてきたとフォックス・ニュースは伝えている。
「お隣さんには、自分の土地にかぶさって来たものを切り取る権利があると思います。ただ、25年もあったのに悲しい気持ちでいっぱいです」
枝葉が切り取られて以来、ミストリーさん一家はお隣さんと口を聞いていないという。
「子供たちが小さい頃にはお隣のお孫さんたちと一緒に遊んだりして今までうまくやってきたのに、こんなことになってしまって残念です」
そして、この半分になってしまった木を誰かがソーシャル・メディアに投稿してしまい、今では木を見るためにたくさんの人が集まるようになってしまったのだ。
「たくさんの人が木を見にきて写真をとって、SNSに投稿してどんどん人が増えてきます。ちょっとプライバシーの侵害です」と見物客にも心を痛めているミストリーさんだった。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.28)
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