ホノルル警察署が警官279人募集中 人員不足で採用強化
ホノルル警察署(HPD)は、279人の欠員を埋めるため、新しい警官の採用を強化している。人員不足が解消されることにより、各警官の安全がより確保され、1四半期に250万ドル(約2億8000万円)が発生した残業費の節約が可能になるとホノルルスターアドバタイザーが報じている。
HPDが発表したデータによると、昨年12月の時点でHPDは2,143人の警官に資金を提供する権限を与えられているが、うち87%にあたる1,864人が実際に勤務していた。HPD人事部によると、警官に採用された人々は、まずKeKula Maka’iトレーニングアカデミーに参加し、現職の警察官とペアになってフィールドトレーニングや評価プログラムを行う。新採用された警官の年収は6万5,652~7万3,556ドルになるいう。
HPDの欠員率は過去2年間で13%に及び、2017年以来の高い数値になっている。また、米国の主要都市全体の警官志望者は、昨年同時期と比較して33%減少しているという。HPDは「警官の新採用は難しい状況だが、警官になることで与えられる権利と責任の大きさを鑑み、採用基準の妥協は行わない」としている。
写真:Al Mueller _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.06.25)
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