炭水化物や糖質の多い食事をとっていると、ビタミンやミネラルが不足しがちだ。
そういったものが不足すると、感染と戦う免疫機能を維持するための予備力がなくなってしまうという。
機能栄養士のポーリーナ・リー氏は、「加工食品には、炭水化物や糖質がたくさん含まれており、多くの疾病の原因となる炎症作用を引き起こします」と述べている。
健康のためには、バランスの取れた食事、運動、アルコールやタバコなどの嗜好品を控えること、そして、ストレスのない生活が一番だという。
管理栄養士のアネリー・ヴォグ・フォン・ヘセルホルト博士によると、「免疫システムはいつも最高の状態というわけではありません。仕事や生活から受ける日々のストレスで気分が落ち込み、炎症を引き起こし、慢性的な病気につながります。そこで、免疫機能を向上させる食物を摂り、心臓病やガンのような病気とストレスに対して強い体を作ることが大切です」という。
免疫機能を高めるためには何を食べればいいのかをフォックス・ニュースが伝えている。
- ブルーベリー:ヨーグルトやサラダにのせるだけで簡単というだけでなく、美容にも良い。
- 黄色ピーマン:黄色ピーマン1個には341ミリグラムのビタミンCが含まれており、生で簡単に食べることができる。
- ゴージ:ビタミンCとAを多く含み、抗酸化作用もあるスーパーフード。2000年以上前から中国漢方で用いられてきている。
- 発酵製品:プロバイオティクスのような善玉菌は、体内の抗菌タンパク質の数を増やすといわれている。ヨーグルトや、ザワークラウト、味噌、キムチなど。
- ニンニク:アリシンが豊富で免疫向上に役立つ。
- 牡蠣:亜鉛が非常に豊富。
- ブロッコリー:スルフォラファン成分が免疫向上に良い。
- 日本茶:カテキンやポリフェノールが豊富で、免疫向上、抗酸化に役立つ。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.24)
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