3月に公立学校が閉鎖され、子供たちはオンライン授業で勉強をすることになったが、ハワイ州教育省では、実際このオンライン授業にどれだけの生徒の参加があるのか公立学校の教師に対して調査を行なった。

ハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

ハワイ州の公立学校の教師の61％に対して、何%の生徒がオンライン授業に継続的に参加しているかという調査を行なった結果、オンライン授業に継続して参加している子供の数は予想よりもはるかに少なかった。

中学校と高校では、約半数の教師がオンライン授業に継続して参加している生徒は20％に満たないと述べており、60％以上の生徒が参加していると述べた教師は10％だという。

小学校ではもう少し良い参加率で、ほとんどの生徒が授業に参加していると回答した教師は31％だった。

教育省として、このオンライン授業への参加率の低さ、特に中学校高校生の参加率の低さに懸念を示しており、8月からの新学期をどうするかについて頭を悩ませている。

ハワイ州教育委員長であるクリスティーナ・キシモト氏によると、「来学期からは、教師と生徒の社会的距離を維持する観点から対面授業とオンライン授業を合わせた混合授業を検討しているが、今回の調査の結果も踏まえ、次の段階を検討する」

また、今回の調査では、生徒の居住地域によってオンライン授業の参加率に違いがあり、特に経済的に困窮している家庭が多い地域での参加率の低さが目立った。