動物保護活動を行っている非営利団体「ハワイアン・ヒューメイン・ソサエティ」で、飼い主による譲渡数とペットフードの無料配布量が急増しているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
インフレによる物価高騰が続く中、状況は今後も悪化する見通しだという。
同団体のコミュニケーション・マネージャーであるジェシカ・トロノスキー氏は、「最近ペットを引き取って欲しいと連れてくる飼い主が増えています。ペットフードを必要としている人も昨年と比べると50%増加しました」と述べている。
「一部は経済的な困窮からです。世話ができず、ペットのために良かれと思って連れてくる人がいます」
通常ヒューメイン・ソサエティでは、動物を無条件で引き取っているが、現在はあまりにも数が多くなっているために予約制となっており、7月まで予約はいっぱいだという。
そのため保護サービスも行っていない。
また、ペットフードの無料配布を利用する人も増えている。
飼い猫のためにキャットフードの提供を受けたジェリー・ケパさんは、「毎月1度、ここでもらっています。本当に助かります」と述べている。
物価高騰で家計が苦しい中で、無料ペットフード配布のことを知り、利用しているという。
同団体では常に「一時預かり(フォスター)ボランティア」を募集しているが、特に仔猫が生まれるピーク時の現在、預かってくれる人を必要としているという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.22)