創立から60年以上というカリヒにある私立学校セント・ジョン・バプティスト・スクールが閉鎖されることになったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

幼稚園から中学までの一貫校で、新型コロナウィルスによる家庭への経済的打撃から入学希望が減少して、財政的に継続していくことが困難となった。

昨年は170人の生徒がいたが、今年の8月の新学期に対しては55人の生徒の申し込みしかなかったという。

「この人数では質の高いカトリック教育を子供たちに提供することができない。学校を閉鎖することは難しい決断だったが、正しい判断だったと思う」と、セント・ジョンのレストレポ神父は述べている。

ハワイ州では32のカトリックスクールがあり、およそ8000人の子供たちが学んでいるが、最近は減少傾向にあった。

2019年にはマノア のセント・フランシス・スクールが95年の歴史を閉じており、ハワイ島のヒロではセント・ジョセフ・スクールがコミュニティの寄付で生き延び得ている状況だ。

特に今回の新型コロナウィルスのために経済的打撃を受けた家庭では、子供を私立学校から公立へ転校させるケースも見られ、さらに学校の経営が苦しくなってきている。