今日、6月20日(月曜日)は振替休日だ。
昨日6月19日(日曜日)が「ジューンティーンス」という連邦祭日だったからだが、いったい何の日なのか?
そもそも昨日は「父の日」だったために、今年バイデン大統領によって新しく連邦の祝日として制定された「ジューンティーンス」を知らなかったという人も少なくないだろう。
「ジューンティーンス(Juneteenth)」は、6月(June)と19日(Nineteenth)を合わせて作られた言葉で、正式にはジューンティーンス独立記念日(Juneteenth National Independence Day)という。
南北戦争の時代、1865年6月19日にテキサス州ガルヴェストンにおいて、北軍のゴードン・グレンジャー将軍が、それまでテキサス州で奴隷身分とされてきたすべての人々は自由であるという政府命令を読み上げたことを記念する日だ。
リンカーン大統領による奴隷解放宣言は1862年に行われていたが、南部の州ではまだ徹底されていなかった。
以来6月19日をアメリカにおける奴隷制の終焉を祝うものとしてアメリカ各地で祝われていたが、今年から連邦政府の祝日となった。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.20)
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