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【ハワイニュース】ワードセンターを高層ビルに建て替える計画が浮上

カカアコ地区最大の地権者でありデベロッパーの「ハワード・ヒューズ」は、アラモアナ・ブルバードとカマケエ・ストリートの現在ワード・センターがある場所に2つの高層ビルの建設許可を州に申請中であるとハワイ・ニュース・ナウが報じている。

申請中の建設許可は、小売店や1エーカーのコミュニティパークを持つ複合型コンドミニアムに関するもので、2棟のタワーには1ベッドルームから5ベッドルームまで約400戸が入る予定となっている。

一方、現在ワード・センターにある20以上のテナントには、すでに引っ越しの要請が行われており、計画ではすべてのテナントに移転支援が提供されることになっている。また、新しい建物の完成は、許可手続きにもよるが、3年から5年後になる見込みだという。

ワード・センターにある「ロゴス・ブックストア・オブ・ハワイ」は、ちょうど40周年を迎えたばかりだ。そのうち11年は、1ブロック離れた旧ワード・ウェアハウスに店舗を構えていたが、このショッピングセンターも高層ビルに建て替えられた。同店を経営するカール・アシザワ氏は、「多くのビジネスが閉店しているが、とくにワード・ウェアハウスにあった店は他の場所で再開していないことが多いので、今回も同じことになるかもしれない」と語る。

ハワード・ヒューズは、この建設によって約800人の雇用が生まれ、7000万ドルの州税収入が生まれるとしている。また、プロジェクトが完成すれば、このエリアには新しい遊歩道やパブリックアート、緑あふれる景観などが整備されるという。なお、IBMビルディングは現在のまま残される見込みだ。

ワード・センターに思い出があるハワイ住民がこの計画を受け入れるには時間がかかるだろう。ホノルルに住むチェルシー・マクミランさんは、「ここにあったと考えるだけで、悲しい。オールド・スパゲティ・ファクトリーやキンケード、ライアンズ・グリル。子どもの頃のこととか思い出す」と語っている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.6.16)

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