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【ハワイニュース】物価高騰に市民は悲鳴

物価高騰が続いている。

アメリカ労働統計局(BLS)の発表によると、5月におけるオアフ島の12カ月ベースのインフレ率は7%で、3月の7.5%から減少したが、これは上昇率が下がったのであって、物価そのものの高騰は続いている。

それでも、州ビジネス経済開発および観光局のチーフ・エコノミストのユージーン・タン氏は、「これは良い兆候です」と述べている。

615日(水曜日)アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が27年半ぶりに0.75%の利上げに踏み切った。

歴史的な物価高を抑制するには大幅な金利引き上げが必要だと判断したと言われているが、すでに高い物価に市民は悲鳴をあげているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

コストコで買い物をしたハリエット・クレメントさんは、「本当に大打撃です。今までよりもたくさんのお金を払っているのに、買えるものの量は少ないのです。前は買い物カートに入れるものの値段を気にしませんでしたが、今では少しでも安いものを探すようになりました」と述べている。

ネイザン・キャンベルさんもコストコで5人家族の買い物は、これまでは通常340360ドルだったが、この水曜日には736ドルだったという。

「信じられないほど高くなっています」

BLSの発表によると、ホノルルの食費全体は5月までの過去12カ月のインフレ率が8.7%となっており、自宅での食事にかかる費用は10.1%、外食費は6.8%の上昇となった。

自宅での食費の中で最も上がったのはシリアル・ベーカリーで13.9%、次いで肉・魚・卵で11.8%、乳製品は10.4%、野菜フルーツは7.0%の増となっている。

新車・中古車の値上がりは11.4%、ガソリンは37.7%上がっている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.6.16)

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