6月15日(水曜日)アメリカ食品医薬品局(FDA)が5歳以下の子供に対するコロナワクチンを推奨したことで、州では早ければ来週中にもワクチン接種を始めるべく準備を開始した、とハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
州衛生局の広報担当ブルックス・ベイアー氏は、「確かに正しい方向に動いていると言えるでしょう。5歳以下の子供たちに対してもワクチン接種が安全で効果的だとFDAが承認したことは、非常に喜ばしいことです」と述べている。
今回の決定で、FDAはファイザー社とモデルナ社のワクチンについて正式に承認したため、州では、米国疾病衛生管理センター(CDC)による正式な推奨を待っている状態だ。
CDCによる発表が行われ次第、5歳以下に対するワクチン接種がハワイでも行われることになる。
州衛生局は、すでに27,400回分のワクチンを注文したという。
ベイアー氏は、「連邦政府関係機関が承認するなら、州としては早ければ来週にも子供たちへの接種を開始することになるでしょう」と述べている。
同局によると、6歳から17歳までのうち215,000人が接種済みで、5歳以下への対応が感染を抑え込む鍵だとしている。
感染症の専門家、デウルフ・ミラー氏は、「幼い子供たちのワクチン接種をできるだけ早く行うことが重要です。それにより、学校での生活がより安全になり、感染は減少することになるでしょう」と述べているが、一部の保護者たちが躊躇することが予想されるという。
「できるだけ多くの保護者に、子供たちに対するワクチン接種を行って欲しいと思います。安全で効果的です。そうでなければFDAは承認しません」
CDCは今週金曜と土曜に、この件について審議することになっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.16)