ハワイ島警察は、地元の農家果樹園から150ポンド(およそ68キロ)余りのライチを盗んだとしてヒロに住む3人を逮捕した、とホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
被害金額は1,200ドル以上だという。
ジャン・ローレン・アグイナルド(32歳)、ダスティン・ビショップ(33歳)、クリスリン・パラマ(24歳)の各容疑者は、第2級不法侵入罪と第2級窃盗罪で起訴されている。
警察の発表によると、6月9日(木曜日)、レインボー滝の上部で、大きな荷物を背負った4人組がワイルク川を渡っているのを、州国土天然資源局の管理官が発見して警察に通報したという。1人は逃走したが、残った3人は逮捕され、車の中から大量のライチが発見された。
市場価格100ドル以上あるいは重さ25ポンド(およそ11キロ)以上の農作物を盗んだ場合は、重罪とみなされて禁固5年以下の懲役となる可能性がある。
また、大量の農作物の売買には、双方の氏名、住所などが記載された売買契約書が必要とされる。
ハワイ島警察のクリストファー・フクモト巡査部長は、「農作物の窃盗は増加しており、地元産の作物の価格が上がる中、地域全体に対する打撃となっている」と書面で発表している。
警察と検察は、農作物の窃盗とともに、盗んだ農作物を売り捌く行為を厳しく取り締まるとしている。
もし疑わしい行為を発見した場合には、警察(非緊急通報)に連絡するか、クライム・ストッパーズ(電話:808-961-8300)に連絡してほしい。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.6.15)